京北の小中学校、高校では生徒と一緒に地域のよさを知ろうという体験授業を行っています。
今回は上桂川漁協のみなさんと鮎についての体験授業です。
京北小中学校の4年生を対象とした鮎の友釣り体験教室
上桂川の岸辺で漁協のみなさんから鮎の習性や鮎が川のどんなところいるかなどの説明を受け、実際に川へ移動して釣り方を教えてもらいました。
当日は増水のあとで釣りにくかったようで、3匹掛かったのですが手元に取り込むことはできませんでした。ちょっと残念。でも掛かった鮎の手ごたえは感じたようでした。
鮎の友釣りを嗜む方が非常に多い京北だけあって、既に友釣りを経験したことがある生徒さんも。
府立北桑田高校の1年生・3年生を対象に鮎の塩焼きの調理実習と天然と養殖の食べ比べ体験
鮎の本場の京北でも鮎はいつでもだれでも食べるられるというものではありません。もちろん生徒のみんなも食べたことがある人もない人もたくさんいました。
1年生は、漁協・行政のみなさんの授業聴講のあと、役員さんが焼き上げた鮎の塩焼き(養殖と天然)を食べ比べ。
授業では、北桑田高校の通学圏である口丹波地域にとって鮎はただの魚ではなく、朝廷に献上されていた経緯や、京都のみならず東京の料亭へも出荷される、京都の夏を彩る食材でもあるというエピソードも紹介されました。
3年生は調理実習です。上桂川漁協からは天然鮎と養殖鮎が北桑田高校に持ち込まれました。
まずは鮎が泳いでいるように見える「うねり串」の串うちから、生徒さんも自分で串打ちして、背びれや胸ひれに化粧塩も振って、調理室のグリルで焼きあげて、いざ実食!
実際に食べてみると、生徒さん達は天然鮎と養殖鮎の風味が全く違うことも分かってくれたようです。
漁協の役員さんは「自分たちが住んでいるすぐ近くにはきれいな川があって、そこに鮎がいて、鮎はすごく美味しい魚だということを知ってくれたり、川に少しでも興味を持つ機会になれば」とおっしゃっていました。
ちなみに漁協さんが用意されたBBQコンロは鮎を焼くには欠かせない【遠火の強火】で焼けるようにカスタムしてあります。試食後は生徒さんひとりひとりが役員さんに食べ比べた感想を伝えてくれて役員さんもちょっとニッコリでした!