平安遷都にあたり、御所造営の木材を山国の郷より徴せられ、この郷を御杣御料地(木材を切り出す所)と定め、宝亀年間(770年~780年)本殿が建てられました。

明治維新の際の官軍「山国隊」が出陣の誓いをなした社で、毎年10月中旬の例祭「還幸祭」には、維新勤王山国隊の行進で賑わいます。

山国隊の行進は戊辰戦争の折、山陰道鎮撫総督・西園寺公望の檄文に呼応した山国の郷士83名が因幡(鳥取)藩に附属して参戦し、農兵隊ながらも慶応4年(1868年)11月25日、錦の御旗を守護し京都へ凱旋した故事にちなむもので、明治28年(1895年)の第一回時代祭行列に参加、明治30年(1897年)から大正6年(1917年)まで時代祭行列の先導を務めました。
*大正10年(1921年)からは壬生の【維新勤王隊】が先導を務めておられます。
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明治維新150周年,山国隊結成150年となる平成30年の時代祭では、京都御苑内で行われる行在所(あんざいしょ)祭で実に101年ぶりとなる鼓笛演奏の奉納が行われました。
名称 | 山国神社(やまぐにじんじゃ) |
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所在地 | 京都市右京区京北鳥居町宮ノ元1 |
アクセス |
クルマ:国道162号を京都市内から北へ…約40分 周山交差点から国道477号を山国、黒田方面へ…約5分 バ ス:JR京都駅から周山(JRバス)…約1時間30分 周山から山国神社(京北ふるさとバス)…約10分 |
駐車場 | 有り |